my Life /// haru.

仕事と子育て

裁縫戦争

雪そして雨。大雪に等しい大粒の雪に仰天。
夫が休みなので、今日こそ布団カバーを縫おうと頑張る。錆びたミシンを実家から持ってきてたんだけど、何年ぶり?の起動。これでも家庭科はずっと5だったのよ(通知表)ふははは、ミシンのセット方法は実技試験であったもんねー♪と上糸をセッティング。しかし下糸を準備していない事に気づく。はて下糸?ボビンに巻くところから始めなくてはならぬようで。どどどうやって巻くの?!こんなの試験にはなかったぞ!ミシンの取扱説明書などあるわけもなく、ミシン本体に描かれた印を頼りに試行錯誤。なななんか巻き方が緩いんだけど!ボビンの下側ばっかり巻くんだけど、ぬおー!と四苦八苦していると、ハルと昼寝していた夫がやってくる。
夫「何してんの?」
私「保育園の布団カバーだよ!」
夫「ほぉー。でも縫えてないやん」
私「まだだよ!今セッティング中だよ。ミシン。ミシンなんだけどさー、わかんねーんだよね」
ガチャガチャやってると、夫から「うわー、すごい無理そう。こういう細かいの苦手そうだよなーお前。オレならこんなのパッパかできるぞ」と宣うもんだからさ、んじゃやってみろよお前ー!と口頭でやり方だけ教えて、でもうまく巻けないんだよね、と言っていると、椅子に座り、ミシンを試行錯誤探る夫。数分後には超スピードで下糸が巻けておった。ええ、非常に美しく。
「もう、縫う作業もやってよ」と夫に頼んだんだけど、「ヤダよ。無理無理。面倒だし知らねー」と逃げやがった。
私より器用なくせに!(なんとも言えない敗北感が残る)。

そして最後に、「オレの母親、裁縫の仕事してたから、言ったらチャッチャカ作ってくれると思うよ。頼もうか?」と。
頼めるかー!”縫えないんでお願いします”なんて言えるわけない!ああでも正直誰か縫って欲しい。大体保育園とか幼稚園って何でこんな作業を頼むかな。
まぁ、親に子が似るというか、うちの母も裁縫は苦手で、家にミシンがなかったくらいで、手縫いも無理で、唯一ボタン付けくらいで、あとは全くできない母だったのだ。でも、幼稚園とかどうしても縫わなきゃいけないものとかがあって、大体既製品買ってたんだけど、中には売っていないようなものもあって、そいうのはホント夜遅くまで起きてチクチク縫っていたのを、幼いながら私も覚えてる。本当はママのお手製バッグとか服とか持ってる子が羨ましくて、でも母が苦手なの知ってるから言えなくて、やっと縫ってくれたナプキン(給食の下に敷くサイズが決まっているナプキン)がすごく嬉しかったのを覚えている。
自分が息子の為に裁縫なんてしてると、自分が子供の時、母がしていたのを思い出したり。色々な場面で、自分が母にしてもらった事を思い出すんだけど、まぁ結局私は母と同じように生きている。本当そう思う。母がやっていたことは息子にも無意識にもやってるし、母が苦手だった事は、何故だか私も苦手で。ちょっと笑える。あんなに「母みたいにならない!」なんて思っていた部分だってあるのに、蓋を開けてみれば、ほんとそっくり。うちの母は裁縫もお菓子作りもほとんどやらない人だった。やっぱ子供的にはそういうのやってもらうと嬉しいんだけど。そういうの知っているくせに、できる気がしない。やってあげたいけど、やっている自分が想像出来ない。唯一の救いは、私の子が娘でなくて息子なことだ。まだ男の子だと、ママのお手製お洋服、小物だとかがなくても、そこまで欲しいとは思わないだろう。いやでも小さい頃はあった方が嬉しいのかな。お菓子は作ってもらえるとやっぱり嬉しいだろうなぁ。

で、肝心の布団カバーだが。1辺縫って疲れ果てて終わった。続きはまた今度。