東京へ帰るよ

明日帰る。ハルはようやく、じいじとばあばに懐いてきた。なのに帰るなんて、きっとばあばは泣くんやろうな。
私にしか懐かないハルだけど、2人はデレデレだった。

じいじとばあばの学生時代の写真を初めて見た。ハルはじいじソックリで笑った。私はあまり似ていないと思っていた学生時代のばあばに似ていてビックリした。ルーツというものに感激を覚えたよ。
孫もじいじに似るんやなぁ、とか。

東京離れて、部外者的な見方で震災を見れたのもよかった。でも逆に阪神大震災を思い出した。あの時は神戸市に住んでいて、校長先生がやっとの思いで学校に来て、朝礼で、「来る途中で、小さな男の子が火だるまになって叫びながら走ってたんです。水もなにもなくて、誰もどうすることもできなかった。悔しい」と涙ぐみながら話していたのを思い出す。すると自然と涙出てくる。今回の災害でいろんな人が傷ついてる。いろんな形で傷ついてる。
自然災害はもちろん、中には心無い部外者からの傷もあると思う。そう思うとやりきれない。

物理的な復興より、目に見えない傷、本当はそれが一番大変やろう。
小さな子供たちが特に心配。

とりあえず、明日から日常に。裁縫がんばる！